嵯峨野の川に堰を作ったのが秦氏だと言われている(写真は嵐山の渡月橋 / 提供:ロコレ)
嵯峨野の川に堰を作ったのが秦氏だと言われている(写真は嵐山の渡月橋 / 提供:ロコレ)
古代、朝鮮半島からやってきた人々はどのように総称されたのか。古代の日本では「帰化人」と言っていた。古代だけではない。1970年代まではその呼び名が定着していた。しかし、今では「渡来人」という呼び方のほうが多い。「帰化」には、君主の徳を慕って臣下になる、という中華思想が込められているからだ。大陸から日本にやってきた人たちを「帰化人」と総称するのは、本来の意味では無理があるということで、今では「渡来人」という言い方が一般的になってきた。
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