岸田文雄首相と韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は今日16日、日韓首脳会談に臨む。元徴用工訴訟問題で、韓国が解決策を示したことを踏まえ、関係正常化に向け取り組むことを確認する。こうした中、韓国の有力紙、中央日報は「尹大統領と16日に首脳会談を行う岸田首相が、韓国の福島県産水産物の規制緩和を外交的にうまく解決していくという意思を明らかにした」と報じた。韓国では2011年3月の東京電力福島第一原発事故以降、今なお福島県や宮城県など8県産の食品などに対する輸入規制を継続している。また、今年の夏ごろまでに予定されている同原発の処理水の海洋放出をめぐっても韓国内では激しい反発が起きており、海洋放出が行われた場合、福島県産食品が危険だと考える人が韓国で9割に上っていることも東京大学のアンケート調査で明らかになっている。海外向けの風評被害対策の難しさが浮き彫りとなる中、16日の首脳会談でこの問題について取り上げられるか注目される。
Copyrights(C)wowkorea.jp 5