韓国は今月22日、「キムチの日」を迎えた。ソウル市内では記念式典も行われた。「キムチ宗主国」を誇る韓国だが、最近はその文化を揺るがしかねない、頭の痛い問題に直面している。韓国の家庭では、野菜が取れなくなる冬を前に、家族や親戚一同が集まってキムチをつくる「キムジャン」の文化が根付いてきた。しかし、都市化や核家族化が進んだこともあり、「キムジャン」の機会は少なくなってきている。また、韓国人のキムチの消費量も減少傾向にあるという。さらに、今夏の猛暑の影響により、白菜を含む野菜の価格が上昇。今後、毎年のように猛暑が続けば、将来、韓国産の白菜キムチが食べられなくなるかもしれないとの懸念も出ている。こうした状況下、韓国のソンシン(誠信)女子大学のソ・ギョンドク教授は中国の一部のネットユーザーがキムチを自国の食べ物として広めていると指摘。自身のSNSを通じて、「中国のネットユーザーたちは、他国の文化をまず尊重する姿勢を学ぶべきだ」と主張した。
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