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<W解説>韓国政府、来年の医学部定員増を断念=混乱は収束に向かうのか?
韓国政府は今月17日、2026年度の大学医学部の募集定員を増員前の3058人に戻すと発表した。韓国ではユン・ソギョル(尹錫悦)前政権が昨年2月、大学医学部の定員増の方針を打ち出し、医療界が猛反発。研修医が集団離職したり、医大生が集団で休学したりするなどした。また、研修医の大量離脱により、医療現場は予定されていた手術が延期になったり、救急患者が受け入れ先が見つからずたらい回しにされたりするなど混乱した。政府は25年度は定員増に踏み切ったが、授業を拒否している医学部生が3月末までに復学することを条件に、26年度の定員については増員前に戻す方針を示していた。依然、100%復学とはなっていないものの、医学部教育の正常化が急務とする大学側の要請を政府が受け入れる形となった。増員計画は事実上、白紙化された。