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<W解説>韓国の次期大統領は、どこで執務に当たるのか?
大統領職にあった韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)氏が罷免されたことを受け、尹氏が在任中に移転させた大統領執務室が今後、移転されることになるのかに注目が集まっている。大統領執務室は、尹氏が就任するまで70年以上にわたり大統領府(通称「青瓦台」)に置かれてきたが、尹氏の公約により、ソウル市ヨンサン(龍山)区の旧国防部(部は省に相当)庁舎に移転。青瓦台は現在、一般開放され、観光スポットの一つとして定着している。6月3日に実施される大統領選をめぐっては、最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)前代表が各世論調査で次期大統領にふさわしい人物としてトップを独走している。その李氏は、今月17日、大統領執務室について、中部のチュンチョンナムド(忠清南道)にある行政都市、セジョン(世宗)市に移転させる公約を発表した。李氏は先月開かれた党幹部会議でも執務室の同市への移転について検討を指示。大統領選を見据えた動きとして注目されていた。ただ、同市への移転には憲法改正が必要なことから、早期に移すことは困難との見方もある。