LG電子は、中国の低価格製品の攻勢と商品販売価格の下落で損失が膨らみ事業環境が悪化したため閉鎖を決定したと説明した。同工場は昨年、欧州と英国市場に供給する液晶モニター190万台を生産したが、今年は構造調整を行い年末までに120万台を生産する計画。生産していたモニターは今後、低価格製品は中国工場、高価格製品はポーランド工場で生産されることになる。
ウェールズ工場の管理を担当していたチャン・イクファン部長は、欧州市場では液晶モニターは関税対象とならないため中国低価格製品の攻勢が激しい上、英国の高い人件費では収支を合わせることが難しい状況だと説明した。現在稼動しているポーランドのムワバ工場と、9月に新設されるブロツワフ工場で、欧州販売物量は十分供給できるとしている。
LG電子の工場閉鎖は、2003年の電子レンジ生産ニューキャッスル工場に続き2度目。今後英国内では生産活動をやめ、販売のみを行うことになる。
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