運賃が安い上、免税店と旅客船社が積極的な販売促進活動を展開しているためだ。統計をみると、シーフラワー号の昨年の乗客数は8万6975人で、前年より約1万人増えた。依然として釣りや登山目的の乗客が多いが、韓国の免税店で購入した免税品を持ち込むため出国する観光客も大幅に増えた。
釜山地域のほとんどの免税店が、外国より高い割引率を適用しているうえに頻繁にセールも実施している。デパートで購入するより40%以上値段が安い。免税品を購入した韓国人買い物客にとって、運航時間1時間40分の釜山~対馬路線は日帰り旅行も可能なもってこいの観光コースといえる。さらに、シーフラワー号を運航する大亜高速海運は、一部の免税店と提携し日帰り旅行客に旅客運賃の50%を割引きしている。
済州空港の免税店は国外に出ない搭乗客も利用できるが、釜山~済州路線は格安航空会社を利用しても往復8万ウォンかかるのに対し、釜山~対馬の高速船料金は6万5000ウォンですむ。また、済州空港の免税店は1人当たり年2回、購入可能額は1回30万ウォンに制限されており、品ぞろえも豊富ではない。
こうしたことから、釜山~対馬の高速船を利用する買い物目的の観光が人気を集めている。ただ釜山税関関係者は、免税店で購入できる商品の限度額は1人当たり3000ドルとはいえ、400ドル以上に対しては課税している点にも注意するよう呼びかけている。
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