忠清南道保寧市で13日午前11時ごろ、訓練中のKF-16戦闘機1機が墜落した。事故機は西海に墜落したものとみられる。操縦士は墜落直前に脱出しており、命に別状はない。

 事故機は同日午前10時40分ごろに忠州基地を離陸し、熊川射撃場上空と西海岸一帯で空対地射撃訓練を行っていた。事故発生直後、空軍はヘリ2機、海軍は艦艇5隻を現場に急行させ、救助作業と戦闘機捜索作業を行った。

 1994年に次世代戦闘機事業の一環として米国から12機が導入されたKF-16戦闘機は、段階を経て2000年に導入が完了、空軍は現在130機を運用している。13.1トンのエンジンを装着したブロック52型で、7.3トンの武装能力を備える空軍主力機だ。空対空ミサイルや空対艦ミサイル、ALQ-165電子戦装備も搭載する。全長15.3メートル、全幅10メートルで、最大速度はマッハ2.0、1機当たりの価格は4300万ドル、年間運用費は6億8300万ウォンに達する。

 KF-16の墜落事故は、1997年8月と9月、2002年2月に続く4回目となる。


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