第10世代は60インチや70インチなど50インチ以上の超大型パネル生産に適した生産体制で、グローバル企業のうち第10世代投資の計画を明らかにしている企業はシャープが唯一だ。サムスン電子が検討している第10世代液晶パネル基板の大きさは、シャープが計画している基板サイズよりやや大きく、60インチパネルは8枚、70インチなら6枚を同時に生産することができる。液晶パネルの国際市場で、超大型パネルの量産競争が本格化する見通しだ。
李社長はあわせて、液晶パネル総轄部門の製品別戦略構想も説明した。テレビ分野は第8世代を中心に46インチと52インチ市場に集中し、ノートパソコンはバックライトに発光ダイオード(LED)を採用した製品と、アスペクト比16対9のワイドフォーマットを積極的に導入する計画だという。モニターはITとテレビの両方に適したフルHDの24、26インチを戦略的に進めていく。中小型は3インチ以上200ピクセル・パー・インチ(ppi)以上の高解像度市場の攻略を構想している。
一方、フラットパネルについては、2010年にはテレビ市場が成熟期に入り、業界が新たな成長原動力を模索する「フラットパネル第2ラウンド」に備える必要があるとした。新たな成長原動力として、電子看板など5品目を提示した。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0