警察と相対するデモ隊=1日、ソウル(聯合)
警察と相対するデモ隊=1日、ソウル(聯合)
【ソウル1日聯合】米国産牛肉輸入に反対する街頭デモが8日目に差し掛かるなか、週末の31日夜には最大規模の4万人(警察推算)がソウルの都心でデモを行った。
 このうち2万人余りが孝子路や景福宮前など青瓦台(大統領府)に向かう道に進入を試み、これを防ごうとした警察と深夜までにらみ合いが続いた。この過程で激しい乱闘が起こり、警察が街頭デモが始まって以来初めて粉末消火器や散水車の散水装置を用いるなど、現場には緊張感が漂った。

 「狂牛病の危険がある米国産牛肉の全面輸入に反対する国民対策会議」が市庁前の広場で行ったキャンドル文化祭が終了した午後8時40分ごろ、これに参加していた市民3万8000人余りが近くの車道を占拠し、数か所に分かれて都心のあちこちを練り歩いた。ソウル駅近隣に集まっていた2000人も含め、約4万人がこれに参加したものと警察はみている。一方、国民対策会議は「独自に把握した結果、デモ隊は10万人を超えていた」と主張している。

 午後11時ごろ、デモ隊は「青瓦台に行こう」と孝子路と三清路に集結、孝子洞入り口・景福宮前・安国駅の区間に約2万人が押し寄せた。


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