笑顔で会見するチャン・ミラン選手=17日、北京(聯合)
笑顔で会見するチャン・ミラン選手=17日、北京(聯合)
【北京17日聯合】「記録は常に破られるもの。世界記録をまた破るため、もっとトレーニングします」――。北京五輪女子重量挙げで金メダルを獲得したチャン・ミラン選手が17日に北京市内のホテルで記者会見を行い、「世界新記録で優勝できとてもうれしく、満足している」と喜びを語りながら、再度の世界記録更新に向けた強い意思を示した。

 チャン選手は今回の競技で、スナッチで1回、ジャークで2回、トータル重量で1回、世界新記録を達成した。同時に、韓国女子重量挙げ史上初の五輪金メダルを獲得した。昨年よりも大幅に記録を上げてきたことについて、チャン選手は「左右のバランスが前よりずっと良くなった」と説明した。以前は最高重量を持ち上げるのに左右両方のバランスが合わなかったが、ビデオ分析を通じた力学調査で少しずつ治していき、力を入れる動作から小さな変化を与えたことがフォーム練習に役だったと話した。

 今大会では、強力なライバル、中国の穆爽爽選手が参加しなかった。そのため、あっさり優勝を決めたのではないかとの声も上がったが、チャン選手は「ともに競っているとお互いに発展がある。記録の違いが大きくあっさり優勝したといわれるけれど、穆爽爽がいないので余計に緊張した。来年に対戦することがあれば、そのときも準備をしっかりして、良い競争をしたい」と答えた。

 4年後のロンドン五輪での2連覇に向けた意欲も見せた。来年は世界選手権、アジア大会もあり、4年はあっという間に過ぎると思うと話した。まずはアジア大会と世界選手権に備える考えで、「五輪2連覇に挑戦する機械が与えられるなら、一生懸命、実現できるよう努力したい」と熱く語った。


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