【ソウル24日聯合】米大手証券会社リーマン・ブラザーズの経営破たん以降、米国など全世界で空売り規制が強化されているなか、政府は来月13日から空売りが集中した銘柄に対し暫定的に空売りを禁止する。
 金融委員会は24日、金融市場の不安解消と証券市場の安定に向け、こうした内容を骨子とした空売り規制強化策を整え関連規定改正などを経て施行すると発表した。ここ20営業日の空売り額が有価証券市場で総取引額の5%(店頭株市場のコスダックは3%)を超えた銘柄に対し、10営業日間空売りを禁止する方針だ。また、10営業日以降でも限度を超えた銘柄については比率が限度以下に下がるまで空売り禁止を継続する。この空売り限度を超えた銘柄は18日現在、有価証券の36銘柄とコスダックの9銘柄。

 金融委関係者は「全世界的に空売りを制限する雰囲気がある上、今年は国内市場でも外国人投資家の空売り規模が大幅に拡大しただけに、空売りを制限する対策が必要だ」と説明している。空売り関連規定に違反した証券会社については警告などの制裁措置を取るほか、空売りを利用した不正な取引行為も徹底的に調査し、処罰する方針だ。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0