姜長官は、世界金融市場不安のなかでも韓国の銀行は健全性を維持しており、企業の負債比率は100%に及ばないなど、堅固な状況だと強調した。国際原油価格の下落で10月は経常収支が黒字となり、輸出も年初から8月までで21%増加したほか、輸出市場も多角化しているなど、米国の影響は相対的に少ないと述べ、こうした点を格付け機関に説明したと述べた。
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また、金融危機にも韓国の株式市場など金融市場は相対的に安定しているほうだと評価し、「急いては助けにならないという(通貨危機の)学習効果が大きかったようだ」と評価した。
下半期の経済運用方向については、金融市場安定に主眼点を置き、今月末までは国民の不安心理の安定を図り、さらに年内に国際協調に合わせ金融市場を安定させる計画だと述べた。追加補正予算案が通過し、原油高負担に対する還付金が年内に支払われれば、市場に新たな消費余力が供給されるとし、世界市場の揺れがひどく予測は難しいものの、定められた政策の執行と安定を図ると述べた。
為替相場の方向性については、当局で言及するのは適切ではないとしながらも、「外為市場の安定に向け政府は必要な措置を行った。今後も必要ならば確実な措置を取る」と強調した。
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