空軍の発表によると、原州基地を離陸し護国訓練の一環として近接航空支援訓練を行っていた原州第8飛行団所属のF-5E戦闘機2機は、空中で衝突し1機が墜落、尾と翼部分が破損した。操縦士は無事に脱出した。もう1機は原州基地に安全に着陸した。
2機は空対空ミサイル(AIM-9)を2発ずつ装着していたが、衝突による衝撃で航空機から離脱し、4発すべてが地上に落下した。1発は所在を確認し回収作業中、残る3発は、空軍が爆発物処理班などを投入し追跡中だ。現在までに民間人の人命被害は報告されていない。空軍関係者は、空対空ミサイルは操縦士が発射スイッチを操作しなければ爆発しないと話している。
F-5E戦闘機が墜落した京畿道抱川市一東面の田と付近の野山ではこの事故が原因とみられる火災が発生しており、消防当局が消火活動に当たっている。
空軍はF-5E戦闘機の飛行を全面中止するとともに、事故調査委員会を設置し、正確な事故原因の把握に努めている。
F-5E戦闘機は米ノースロップ製。韓国空軍は100機余りを保有している。
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