【ソウル19日聯合】北朝鮮の内閣機関紙、民主朝鮮は19日の論評で、日本が北朝鮮による拉致問題を理由に、日本独自に北朝鮮のテロ国家指定や追加経済制裁問題を取り上げていることを非難するとともに、まず日本植民地時代の朝鮮人強制連行と日本軍慰安婦問題から解決すべきと主張した。北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。
 民主朝鮮は、相手側の感情をできるだけ刺激しない方向で信頼ムードを作ろうとする誠実で勤勉な姿勢を取るべきだとし、日本を「問題解決の遮断棒を自ら下ろす、自家撞着(どうちゃく)的で甚だしく矛盾する行動を取った」と非難した。日本植民地時代に日本に強制連行された朝鮮人は840万人、慰安婦として連れて行かれた女性は20万人に達するとした上で、「大規模拉致犯罪を棚に上げ、過去の日帝の最大被害者であるわれわれを指し怒っている。これを問題解決を心から願う立場だと、どのように言えようか」と問いただした。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0