【ソウル30日聯合ニュース】北朝鮮の祖国平和統一委員会は30日、南北間の「政治軍事的対決状態の解消に関するすべての合意事項」の無効化を一方的に宣言し、南北基本合意書と付属合意書に記されている「西海(黄海)海上軍事境界線(NLL)に関する条項」を廃棄すると明らかにした。朝鮮中央通信が報じた。
 祖国平和統一委員会は、声明を通じ「今日の朝鮮半島情勢は、南朝鮮(韓国)保守当局の無分別な反共和国対決策動により日ごとに緊張している」と主張し、こうした措置を発表した。

 同委員会は、北朝鮮で対韓国政策を総括している。今回の声明は、17日に韓国に対する全面対決態勢を宣言した朝鮮人民軍総参謀部報道官声明に続くもので、やはり朝鮮半島の緊張を高めながら韓国政府の対北朝鮮政策の転換を圧迫し、緊張責任を韓国側に転嫁しようという意図だと分析される。

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