＜インタビュー＞4大陸優勝のキム・ヨナ「3回転ループ挑戦が成果」

【バンクーバー7日聯合ニュース】フィギュアスケート4大陸選手権の女子シングルで優勝したキム・ヨナが、弱点だった3回転ループに挑んだことを大会最高の成果に挙げた。
　キムは7日（韓国時間）にカナダ・バンクーバーのパシフィック・コロシアムで行われた大会女子フリーで116．83点をマーク、先の女子ショートプログラム（SP）と合わせ189．07点で初優勝を飾った。授賞式後の記者会見でキムは、「3回転ループに挑戦しようとして失敗したが、チャレンジしたことそのものがうれしい。残りのプログラムもきちんと終えられた」と優勝の感想を語った。

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　小学生のころからトリプルアクセルを除いた5種類の3回転ジャンプを跳んできたキムは、唯一3回転ループの成功率が低かった。これまでダブルアクセルで代替してきたが、今大会では久しぶりに3回転ループをフリープログラムに組み込んだ。

　キムは「ウオーミングアップやトレーニングではほぼミスがなくすごく期待していた。踏み切ったときにジャンプが足りなかったと思った」としながらも、チャレンジ自体がいい経験になり、次はもっと自信を持って跳びたいと強調した。200点突破を期待しながらも果たせなかったことについては、「SPでの点数を気にしないように務めた。きょうの競技にだけ集中しようとした」と説明した。

　一方、カナダでトレーニングを行う理由を尋ねられると、韓国は選手のためのアイスリンクや貸与時間が足りず不便だと説明、劣悪な国内のフィギュア環境に無念さを見せた。