【ソウル25日聯合ニュース】昨年は生まれた子どもの数が再び減少に転じ、母親の平均年齢も上がった。
 統計庁が25日に発表した2008年出生統計(速報)によると、昨年の出生数は46万6000人で、2007年より2万7000人(5.5%)少なかった。今回の統計から国内の出生数だけを集計する方法に変わっており、従来のように海外出生者も含めると約47万人と推定される。

 前年比の出生数は2006年が3.0%、2007年も10.0%増加したが、昨年は減少に転じ、1000人当たりの新生児数を示す粗出生率(普通出生率)も9.4人と、前年の10.0人から減った。粗出生率は2004年にひとけたに下がり、翌年に8.9人で最低を記録している。2007年は生まれた子どもが金持ちになるといわれる年にあたり出生数が急増したことから、昨年は前年比では減少したものの、2005年(43万5000人)と2006年(44万8000人)よりは多かった。

 一方、女性1人が一生で産むと予想される合計特殊出生率は昨年は1.19人と、2007年の1.25人から0.06人減少したが、最も低かった2005年(1.07人)よりは多かった。母親を年齢別に見ると、25~29歳が占める割合が前年の38.0%から昨年は36.3%に低下した半面、30~34歳は41.8%から42.8%に拡大した。2005年に初めて30代の割合が20代を上回り、その差は毎年広がっている。昨年は20代の母親の割合は42.3%に下がり、30代の割合は55.6%に上がった。

 母親の平均年齢も30.82歳で、前年より0.23歳高い。10年前の1998年には28.48歳だったのが、2005年に30.22歳と初めて30代に乗り上昇が続く。また、昨年第1子を産んだ母親の平均年齢は29.60歳、第2子は31.69歳、第3子は33.79歳と、いずれも前年より上がった。

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