起工式であいさつする韓首相=27日、群山(聯合ニュース)
起工式であいさつする韓首相=27日、群山(聯合ニュース)
【群山27日聯合ニュース】全羅北道の広大な干潟、セマングムを世界的な経済自由拠点として造成するセマングン内部開発事業が27日、着工した。1991年の防潮堤着工から18年にして、産業団地造成事業が本軌道に乗ることになる。
 産業団地の広さはソウル・汝矣島の2倍以上にあたる1870ヘクタールで、まず2014年までに全体の半分程度の面積を造成した後、2018年の完工を目指す。総事業費1兆9440億ウォン(1428億円)。産業団地には先端部品素材や再生可能エネルギー、機械の各分野の国内外企業400~500社を誘致する予定だ。

 セマングム・群山経済自由区域庁は同日、郡山市内のセマングム産業団地展示館前広場でセマングム産業団地起工式を行った。式には韓昇洙(ハン・スンス)首相や知識経済部の李允鎬(イ・ユンホ)長官、金完柱(キム・ワンジュ)道知事、市民1000人余りが出席した。

 韓首相は祝辞で「セマングム事業の大歴史がスタートしてから18年ぶりに内部開発に着工することになったことを心から祝う。国民の汗で開拓したこの地の上に希望の種をまき、成功の歴史、奇跡の歴史を作らなければならない」と述べた。政府はセマングムを世界的なブランド都市にするために力を尽くし、同産業団地が東アジアの未来型新産業の中心になるよう支援すると約束した。

 式終了後、セマングム委員会の委員長を兼任する韓首相は委員会の会議に出席し、セマングム流域の水質保全対策や1号防潮堤の道路関連工事など懸案について話し合った。


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