【ソウル20日聯合ニュース】国際結婚夫婦の離婚相談理由のうち、外国人妻は「暴力」、韓国人の夫は「価値観の違い」が最も多かったことがわかった。韓国家庭法律相談所がこのほど、昨年にソウル相談所本部と京畿道、江原道など6地域の支部に寄せられた国際結婚夫婦の離婚相談1467件を分析した結果から明らかになった。
 妻が外国人のケースが1401件と圧倒的に多く、このうち外国人妻が相談所を訪れたケースは1020件だった。外国人妻による相談の場合、暴力を意味する「配偶者やその直系尊属による非常に不当な待遇」が52%(531件)で半分を超え、次いで「経済葛藤(かっとう)」が26.1%(89件)、「生活様式や価値観の違い」が20.5%(70件)などと続いた。
 一方、外国人妻を持つ韓国人男性の場合、「生活様式や価値観の違い」を離婚相談理由に挙げるケースが44.1%(98件)と最多を占め、「配偶者やその直系尊属の暴力」が16.3%(62件)で後に続いた。
 外国人妻の出身地は中国が798人(57.0%)で最も多く、次いでベトナムが189人(13.5%)、フィリピンが155人(11.1%)、日本が80人(5.7%)、ロシアが38人(2.7%)、モンゴルが17人(1.2%)、米国が3人(0.2%)だった。
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