【ソウル10日聯合ニュース】世界的な景気低迷にもかかわらず、韓国の完成車メーカーが米国や西欧、中国など世界の主要市場でシェアを伸ばしている。 業界が9日に明らかにしたところによると、世界最大規模の米国市場の場合、韓国製自動車の第1四半期シェアは7.5%と前年同期の4.6%から2.9ポイント上昇した。西欧市場でのシェアは同期間で3.2%から3.7%に、米国に追いつくほど規模が膨らんだ中国市場でも6.0%から7.2%に伸びた。 現代・起亜自動車は先月に米国で5万9558台を販売、シェア7.4%を記録した。日本の日産自動車を制しシェア6位に浮上している。中国の新華社通信によると、北京現代自動車は先月に乗用車5万217台を販売、月間販売が初めて5万台を超えた。現代自は中国でシェア4位を守っている。 海外でのシェア拡大は、現地マーケティングを強化し中・小型戦略モデルを前面に出して販売減を最小限に抑えているためと分析される。米クライスラーが連邦破産法11条の適用を申請し、ゼネラルモーターズ(GM)の経営難が加重するなど、海外大手メーカーが危機に直面しているなか、韓国メーカーは攻撃的に販売力を引き上げ市場でのポジションを高めつつある。 一方、近ごろウォンの対ドル相場が上昇し、国産自動車の価格競争力が弱まることが懸念されるため、市場シェアの上昇を維持できるかどうかは不透明だとの見方もある。
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