船舶護送任務に当たる「文武大王」(合同参謀本部提供)=(聯合ニュース)
船舶護送任務に当たる「文武大王」(合同参謀本部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】ソマリア沖を運航する韓国船舶の護送のため派遣された韓国軍「清海部隊」の装置が補強される見通しだ。
 軍関係者は20日、清海部隊が対応する海賊の兵器戦略向上など潜在的脅威に備えるため、駆逐艦「文武大王」に搭載するヘリコプター「リンクス」の装置補強を含め、さまざまな対応策を講じていると明らかにした。清海部隊は、航海中の民間船舶が海賊に追われるなどした場合にリンクスを出撃させ、脅威機動で海賊を追い払っている。海賊が短距離ミサイルを確保した場合は、これを回避したり射程距離外で作戦を展開しなければならず、関連装置の補強が必要だとの説明だ。
 軍はまず、リンクスに25キロメートル先の遠距離を監視できる双眼鏡を備える計画だ。また、海賊の短距離ミサイル保有に備え、対空ミサイル回避装置を搭載する案も検討している。
 これと関連し、軍は一部海賊が有効射程距離5キロメートルの「スティンガー」など短距離ミサイルを確保したとの情報を入手したと伝えられたが、合同参謀本部関係者はこれを否定している。
 軍関係者は、米連合海軍司令部や海外派遣武官などを通じ、海賊が保有する兵器に関する情報収集を行っていると話した。
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