まず各線2本ずつ、16本の先頭・最後車両2両を自転車専用とした後、同様の方法で本数を拡大していく案を有力に検討している。10月から3か月間は公休日に、その後3か月間は土日・公休日にテスト運営し、来年4月からは平日にも適用する方向で模索している。ただ、平日はラッシュ時の自転車持ち込みを制限するなど、市民便宜を配慮する。自転車専用車両は、7人掛けシート2~4個と棚を撤去し、自転車を置けるスペースと固定式スタンド、手すりなどを設ける。
市は、自転車専用車両の導入が決まれば、地下鉄駅構内に自転車専用改札を設置し、外部出口からホームまでは自転車専用スロープを造成する方針だ。また、5号線開花山駅、7号線水洛山駅、盤浦駅などに100~500台の収容が可能な「自転車乗り換えセンター」を建設することも検討している。市関係者は、「技術的な問題と予算確保案をさらに研究し、最終確定する。導入時期は多少、調整される可能性がある」と話した。
ソウル市は昨年10月、都心への自転車通勤が可能となるよう、既存の道路を1車線削ったり車線の幅を狭くするなどの方法で、2012年までに全長207キロメートルの自転車専用道路を作ると発表。これとは別に、2014年までに循環型自転車道路(88.4キロメートル)の造成も計画するなど、自転車利用を活性化する計画案を相次ぎ提示している。
一方、コレール(韓国鉄道公社)は20日から、ソウルと京畿道南楊州・楊平など自然景観地域を結ぶ中央線で、自転車専用車両をテスト運営している。
japanese@yna.co.kr
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0