対日経常赤字は、2003年の170億6920万ドルから2004年は221億3790万ドルに跳ね上がった後、2005年が221億6170万ドル、2006年が251億1920万ドル、2007年が288億1180万ドル、2008年が253億880万ドルと増加している。
10年間の対日経常赤字のうち、貿易収支は1777億6080万ドルの赤字、サービス収支は5億2500万ドルの黒字を記録した。昨年の貿易収支は254億1600万ドルの赤字で、前年(254億6920万ドルの赤字)に近い水準だった。これに対し サービス収支は韓国を訪れる日本人観光客数の増加などに伴い、赤字幅が31億4630万ドルから1億7280万ドルに縮小した。
一方、年初から7月までの対日貿易赤字額は148億1000万ドルと、前年の同じ期間(201億9000万ドル)に比べ26.6%減少した。これは為替相場の変動などで輸出が増え、旅行収支が改善されたためとみられる。特に内需不振で輸入が減少したことも対日貿易赤字減少に寄与した。
サムスン経済研究所の権純ウ(クォン・スンウ)巨視(マクロ)経済室長は「対日赤字問題は長い間にわたる構造的問題」と指摘し、部品・素材、基幹技術の競争力向上に向けた努力を傾け、携帯電話をはじめとするIT分野など韓国が強みを持つ分野をさらに発展させるべきだと述べた。
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