羅老号=(聯合ニュース)
羅老号=(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】韓国初の宇宙ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-I)が19日、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられる。打ち上げは、国産の衛星を韓国のロケットに搭載して韓国の地から発射し、「宇宙強国」に向かうという点で重大な意味を持っている。
 教育科学技術部は16日、羅老号は現在、1段目、2段目ロケットの組立が終了し、科学技術衛星2号も搭載された状態だと説明した。打ち上げ54時間前の17日に発射台に移動し、垂直に立て固定した後、前日の18日に最終リハーサルを行う。
 打ち上げ時間は19日午後4時40分から約2時間以内とされた。最終準備状況や当日の気象条件により、打ち上げが延期される場合を考慮し、26日までを予備日としている。
 羅老号開発事業は、100キログラム級の人工衛星を地球低軌道に進入させることを目的に2002年8月に着手された。韓国航空宇宙研究院が2004年10月にロシア企業のフルニチェフとロケットシステム協力契約を交わし、事業が本軌道に乗った。
 羅老号は1段目の液体エンジンと2段目のキックモーター(固体モーター)で構成された2段式で、1段目はロシアと共同で開発し、2段目は国内技術だけで開発した。
 打ち上げを間近に控え、成功率にも関心が集まっている。1950年代から1990年代までに世界各国で行われた宇宙ロケット打ち上げ統計を見ると、打ち上げが試みられたのは全部で4379回で、成功率は91.1%と集計されている。ただ、該当国の最初の衛星発射成功率は27.2%にとどまる。
 一方、1段目を韓国と共同開発したロシアは、1950年代から1990年代にかけ最も多い2770回の打ち上げ実験を行い、成功率も93.5%と最高を誇る。同期間、米国は1316回の打ち上げ実験で87.5%の成功率を記録した。
 これまで先進国の成功ケースについて数多くの研究が進められ、科学技術レベルが急激に向上しているため、いつにも増して発射成功の可能性は高いというのが韓国宇宙科学界の分析だ。



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