金大中元大統領の拉致事件描いた映画、東京で再上映

故金大中（キム・デジュン）元大統領をしのび、1973年に東京で起きた金元大統領拉致事件を扱った韓日合作映画＜KT＞が、東京・シネカノン有楽町2丁目で12日から18日まで特別上映される。
　
映画は拉致事件を題材にした中薗英助氏の小説『拉致～知られざる金大中事件』を原作に、2002年に公開されたアクションスリラー。タイトルの＜KT＞は、作戦名『Killing　The　Target』を略したものだ。阪本順治監督がメガホンを取り、チェ・イルファが金元大統領を、キム・ガプスが拉致事件を指揮する韓国大使館の一等書記官をそれぞれ演じた。

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製作には総額60億ウォン（約4億5000万円）が投じられ、2002年にベルリン国際映画祭に出品された。日韓で同時公開されたが、興行には失敗した。