同社が日本向けに輸出しているのは、主に参鶏湯のレトルト製品。以前は在日同胞や留学生、駐在員らを中心に消費されていたが、今では日本人が主に利用する東京の大手百貨店でも販売されるほど消費者層が拡大した。最近の円高現象で日本での価格競争力が高まったのに加え、農水産物流通公社が東京で開催した広報・試食イベントに参加するなど活発な現地マーケティングを展開したことが、人気上昇につながったとしている。また同社は日本の輸入業者と手を組み、東京で参鶏湯と韓国産マッコリ(濁り酒)、豆腐のセットメニューも販売するなど、参鶏湯のアピールに力を注いでいる。
12月からはレトルト製品より新鮮度がはるかに優れた冷凍参鶏湯を本格的に輸出する。来年からは日本市場での成功を基に米国へも進出し、輸出先を多角化する計画だ。
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