【ソウル12日聯合ニュース】小中高生は来年から、従来の紙製の教科書のほかに、CD-ROM製の電子教科書(e-教科書)を使用する。また高校では、一般に流通する書籍や教師の手作り教材なども、一定の審査を通過すれば教科書として用いることができる。教育科学技術部は12日、昨年から進めてきた教科書価格・外形自律化方針に基づき、こうした内容の教科書先進化案を発表した。
 同案によると、来年からまずは国語、英語、数学の電子教科書が普及する予定だ。教科書価格と外形が自律化されれば、教科書の内容は今より充実し厚さも増すが、電子教科書を開発することで、学校では従来通りの教科書を、自宅では電子教科書を使えるようにするという構想。電子教科書は義務教育の小中学生には無償提供し、高校生は低所得層に対する購入費支援などの案を検討していく。
 教育科学技術部はまた、特殊目的高校・専門系高校で使われる国定教科書と、一般高校の一部の検定教科書を、来年から認定教科書に転換する。これにより、一般書籍も市・道教育長が事後承認すれば教科書として使えるようになる。2012年までに高校の専門教科はすべて認定教科書とし、小中高校の普通教科も長期的に認定教科書を拡大する方針を固めた。
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