輸出を品目別に見ると、自動車部品(158.0%)、液晶デバイス(103.4%)、半導体(121.6%)、家電(89.9%)、石油化学(75.6%)、自動車(64.2%)など大部分の主力品目で大幅に増加している。ただ、昨年の貿易黒字をけん引した船舶は22.9%の減少、無線通信機器も2.1%減った。
地域別輸出実績(1月1~20日基準)は、中国が88.5%、東南アジア諸国連合(ASEAN)が50.3%と開発途上国地域向けが好調、欧州連合(EU)と米国も27.7%と12.4%、それぞれ増加した。
一方、輸入では、寒波に伴い暖房・発電用原油と石油製品の輸入が大幅に増えた。原油は前年同月より44.1%、石油製品は201.0%の増加を記録した。このほか非鉄金属が134.4%増、資本財(28.1%)と消費財(37.1%)も2けたの増加率を見せた。また、半導体装備は4億1000万ドルで、前年同月(1億1000万ドル)の約4倍に達し、自動車部品も1億4000万ドルから2億8000万ドルに急増した。
知識経済部関係者は、貿易収支は小幅の赤字に転換したが、1月は赤字基調が通常で、前年同月に比べ32億ドル規模の赤字幅が改善されていることを考慮すると、適正な水準だと説明した。また、何より1990年代以降で最大の輸出増加率を記録した点に注目すべきだとしながら、2月には2けたの貿易黒字転換が予想されると述べた。
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