5万ウォン札(資料写真)=(聯合ニュース)
5万ウォン札(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】昨年6月に導入された5万ウォン紙幣の流通枚数が2万枚を超え、全紙幣に占める割合が5000ウォン札を上回り、発行残高も10兆ウォンを超えた。
 韓国銀行が11日に明らかにしたところによると、先月末現在、5万ウォン札の流通量は1億1200万枚と、流通紙幣全体40億1000万枚の約5.3%を占めた。これは、約2億枚が流通する5000ウォン札の割合5.0%を上回る。流通量が最も多かったのは依然として1万ウォン札で、22億1500万枚で全体の55.2%にあたる。次いで1000ウォン札が11億9000万枚で29.7%だった。
 紙幣の流通枚数は昨年12月末より2.7%少ないにもかかわらず、5万ウォン札だけが7.0%の増加となった。
 韓国銀行によると、紙幣発行は現金需要が最も高い秋夕(旧盆)以降急増した後、再び減ったという。5万ウォン札の流通量増加については、銀行からの需要が増加しているとの説明だ。ただ、ソル(旧正月)資金が大量に流れ込んだ後は、5万ウォン札の増勢も次第に安定に向かうとみている。
 また、5万ウォン札の発行残高は先月末現在で10兆6026億ウォン(約8230億円)と、初めて10兆ウォンを超えた。全紙幣の30.3%にあたる。5万ウォン札が導入された昨年6月末の残高2兆4835億ウォンから、7か月で約4倍に拡大したことになる。代わりに1万ウォン札の比重が昨年6月末の84.5%から先月末には63.4%に、21.1ポイント縮小した。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0