明洞大聖堂で厳かに行われるミサ=16日、ソウル(聯合ニュース)
明洞大聖堂で厳かに行われるミサ=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】金寿煥(キム・スファン)枢機卿の1周忌にあたる16日、全国のカトリック教会関連機関では追悼ミサをはじめとするさまざまな追悼行事が行われた。
 ソウル大教区所属のカトリック教会では、金枢機卿が残した「ありがとうございます。愛し合いましょう」という文字と金枢機卿の顔写真を、懸垂幕やポスターにして掲げた。ソウル大教区ではこの日から来月28日までを公式追悼期間と定めた。
 ソウル・明洞大聖堂では16日夜、ソウル大教区長の鄭鎭ソク(チョン・ジンソク)枢機卿と司教団、司祭団による追悼ミサがささげられた。鄭枢機卿は金枢機卿の生前の姿を振り返りながら、「金枢機卿を記憶し追悼するにとどまらず、金枢機卿が残した愛と分かち合いの精神を実践することを忘れてはならない」と述べた。こんにちの韓国社会が直面する葛藤(かっとう)と分裂を解決するために、金枢機卿の生き方を手本にすべきだと説いた。ミサには信者を合わせ、1300人余りが出席した。
 ソウル以外の教区でも、それぞれ追悼ミサが開かれた。
 また、ソウルの韓国天主教殉教者博物館ではこの日、金枢機卿の遺品展が始まった。金枢機卿が眠る京畿道・竜仁の聖職者墓地では、21日にソウル大教区による公式ミサを予定するが、16日も多くの聖職者や信者が集まり追悼した。
 金枢機卿が闘病、臨終したソウル聖母病院でもミサが捧げられ、写真展が開かれた。


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