スマートSIMカードは、第3世代(G3)携帯電話に基本装備され加入者を認証するUSIMカード。高性能プロセッサ(ARM9)と大容量メモリー(1ギガバイト)を搭載し、端末で使われていたアプリケーションをSIMカードで実行できる。顧客はスマートSIMカードを使うことで、携帯電話を変えても既存のユーザインターフェース(UI)やアプリケーション、コンテンツをそのまま活用できる。
既存のUSIMカードは容量が144キロバイトにすぎず、保存容量がアドレス500件、金融アプリケーション1~3個、ショートメッセージ20件程度だったが、スマートSIMカードはアドレス、メンバーシップ情報、ゲーム、MP3(音声ファイル)、写真・動画など豊富なコンテンツと金融プログラム、各種アプリケーションを設置・駆動できる。
スマートSIMプロジェクトはSKテレコムが提案し、2008年11月に世界最大の移動体通信業界団体のGSMA(GSM協会)執行委員会(EMC)で正式に採択された。昨年に1次標準化作業を終え、現在は2次標準化を進めている。
SKテレコムはあわせて、下半期中にアンドロイド(米グーグルの携帯プラットフォーム)スマートSIMカードの開発を終え、すべての端末でアンドロイド基盤のサービスを利用可能にする予定だ。
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