開発した技術は、従来のテレビ放送を視聴しながら、遊休帯域を利用し伝送される別途の3Dコンテンツを受信し、好きな時間に再生することができるというノンリアルタイムサービス。衛星放送やケーブルテレビはチャンネルが多く、3D伝送チャンネルを容易に別途運営できるが、地上波はそうはいかないため、1つのチャンネルで従来の2Dと3Dのコンテンツを同時に送出することが技術的課題だと、LG電子関係者は話す。今後の地上波2D・3Dリアルタイム同時放送の技術的足場を築いたと言え、大きな意味があると説明した。
2D・3Dリアルタイム同時放送は、まだ標準の確立や技術開発が完了していない。北米の地上波デジタルテレビ規格を制定するATSCは、2011~2012年を目標にノンリアルタイム放送サービスを含む次世代デジタル放送標準規格の制定を進めている。今回、LG電子とSBSが北米地上波放送網を通じこの技術を公開したのも、そのためだ。地上波ノンリアルタイム放送サービス規格が韓国でも標準化されれば、SBSは今回デモンストレーションに成功したコンテンツ送出システムを利用し、国内で3Dテレビ放送コンテンツをサービスする予定だ。
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