米国防総省での記念式のようす=24日、ワシントン(聯合ニュース)
米国防総省での記念式のようす=24日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン24日聯合ニュース】米国防総省と米国議会は24日にそれぞれ朝鮮戦争開戦60年記念式を行い、参戦の意味を振り返るとともに韓米同盟の強化を誓った。
 国防総省本部庁舎で開かれた行政部公式記念式には、ウェストファル陸軍次官、韓悳洙(ハン・ドクス)駐米大使、ラングル下院議員、朝鮮戦争参戦兵らが出席した。休戦協定締結60年の2013年7月27日まで約3年間にわたり続けられる朝鮮戦争60年記念行事の幕開けとなった。
 ウェストファル次官は「朝鮮戦争参戦兵の犠牲と勇気により、60年が過ぎた今、韓国はアジアの経済大国に成長し世界に向け声を上げている」と述べた。韓国は米国の重要な同盟、大切なパートナーであり友人だと、韓米同盟を力説した。
 韓大使は、米軍参戦兵の献身と犠牲を永遠に忘れないと強く述べ「李明博(イ・ミョンバク)大統領と韓国政府、韓国国民に代わり、韓国の自由を守るため犠牲となった皆さんと参戦兵の努力に感謝する」と、謝意を表した。
 米国議会も国会議事堂内ホールで、300人余りが出席するなか記念式を行った。ペロシ下院議長をはじめ上下院院内総務ら上下院幹部が全員顔をそろえたほか、元参戦兵議員、朝鮮戦争60年記念委員会の委員長を務めるハスタート元下院議長、ケーシー陸軍参謀総長、韓大使らが出席した。
 ペロシ下院議長は、演説で「朝鮮戦争は『忘れられた戦争』と呼ばれてきたが、今後は無事に帰還あるいは犠牲となったすべての英雄を記憶しなければならない」と強く述べた。世界平和と自由に身をささげた彼らの犠牲を追慕し、決して忘れないと誓うべきだと呼びかけた。
 米国議会は先週、上下院でそれぞれ朝鮮戦争60年を記念する決議を採択した。これに続き大規模記念式を共催したのは、韓米同盟をより堅固なものにすべきという議会レベルの意向を強調するためとみられる。



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