サムスン電子は1日、ソウル市内の社屋でアプリコンテスト「サムスン・アップスコンテスト2010 for インターネットテレビ」の授賞式と受賞作品デモンストレーションを開催。ここで「サムスン・アップス」も披露された。30種類を超える多彩なアプリを有料・無料でダウンロードすることができる。今後、アプリケーションの種類を増やしていく計画だ。
同社はすでに、米国の動画共有サイト「フールー」、レンタルビデオ大手「ブロックバスター」、動画配信サービス「ブードゥー」、オンラインDVDレンタル大手「ネットフリックス」をはじめ、英国、フランスなど各地域で人気が高いローカルコンテンツパートナーと提携し、107カ国で120を超えるアプリケーションを無料提供している。下半期からは韓国と米国、来年からは欧州まで「サムスン・アップス」の有料プレミアムサービスを拡大し、国別に特化したローカルコンテンツをユーザーに提供する予定だ。
特に、若年層の個人利用者中心のスマートフォン(高機能携帯電話)向けアプリケーションとは異なり、高画質・大画面で多くの人が楽しめるテレビの特性に合わせたゲーム、インテリア、ヘルスケア、デジタルフレームなどさまざまなアプリが活性化されるものと期待を寄せる。「サムスン・アップス」を究極的には携帯電話、パソコン、デジタルカメラなどあらゆる電子製品を網羅するマルチデバイス・アプリケーションストアに拡張し、サムスンのスマート・テレビが未来のホーム・エンターテインメント・ハブとして定着させたい考えだ。
映像ディスプレー事業部の尹富根(ユン・ブグン)社長は、行事後に記者団に対し、「見るテレビ」から「楽しむテレビ」の時代にも、サムスンは市場リーダーの地位を固めると意欲を示した。サムスンのスマート・テレビは各地域のユーザーの特性に合わせた良質のローカルコンテンツを積極的に開発し提供する戦略で、米グーグルのスマート・テレビ「グーグルテレビ」との差別化を図ると強調した。
サムスン電子は今後、国内のみならず米国や欧州でもアップスコンテストを実施するなど、開発者、ユーザー、サムスン電子の三方にメリットとなる環境作りに努める計画だ。
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