米原子力空母「ジョージ・ワシントン」(資料写真)=(聯合ニュース)
米原子力空母「ジョージ・ワシントン」(資料写真)=(聯合ニュース)
【ワシントン14日聯合ニュース】米国が朝鮮半島有事を想定した韓米合同軍事演習を東海(日本名:日本海)と黄海で実施することを確定したと伝えられた。米原子力空母「ジョージ・ワシントン」は東海に展開するという。
 演習には毎年実施している通常の合同演習よりも大規模戦力を投入。対潜水艦訓練を含む海上演習を中心とするが、空中演習も展開し、複数のパッケージ演習を順次実施する。
 匿名を求める米政府高官当局者は14日、聯合ニュースの取材に対し「今回の合同演習は一部を東海で、一部を黄海で展開し、『ジョージ・ワシントン』は東海に配置される予定」だと明らかにした。21日の韓米外務、国防担当閣僚による会談(2プラス2)で計画が決定され次第、「ジョージ・ワシントン」が参加する数日間の海上演習を皮切りに、直ちに演習を開始すると述べた。
 韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受けての韓米による軍事措置の一つ、韓米合同軍事演習は、今月中に本格的に始まる見通しだ。
 またこの当局者は、今回の演習計画は、複数の合同演習から構成されると説明。複数の演習が同時期に発表されることはなく、発表がないまま実施される演習もあるとし、さまざまな公開・非公開演習が展開されることを明らかにした。
 一方、米国防総省のモレル報道官は同日の記者会見で、2プラス2会談で韓米合同軍事演習計画が最終決定されるだろうと述べた。広範囲の戦力が参加し、年次的に実施してきた韓米連合軍の指揮所演習「乙支フリーダム・ガーディアン」など、通常の訓練規模より拡大展開されると伝えた。
 黄海での演習に中国が反発していることに関しては、「公海上、国際水域での演習であり、演習に関する決定を下すのは米国だ」と述べた。



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