海外で活発に活動する韓流スターたちの韓国国内でのファンサービスに対し、疑問の声が後を絶たない。韓流スターたちが国内では神秘主義を一貫しながらファンとの接触を自制する反面、海外では常に大規模なファンミーティングを開き、写真集やCDまで発表するなどファンに親和的な姿をよく見せているためだ。

クォン・サンウ の最新ニュースまとめ

先月、あて逃げで物議をかもした韓国俳優クォン・サンウは、国内よりも先に日本公式ホームページの掲示板でファンたちに謝罪の意を表し、国内から不満の声があがった。事務所側は「誤解ではじまったもの」とし「先月25日に国内で立場を発表したものを、日本の事務所に伝達する際、謝罪を付け加え公示事項として提示したまで」と解明した。

しかしインターネット上には「日本のファンは“金”として見て、韓国のファンは“物”として見ている」、「あて逃げは韓国で起こったことなのに、まず日本ファンから憎まれるのを心配したのか」など非難の意見が続いた。

もちろん、韓流スターたちが活発に海外活動をすることで、韓国の存在を知らせている意味では肯定的だ。海外からの観光客を誘致する点でも、韓流スターの役割は大きい。韓国観光公社はことし3月、イ・ビョンホンが出演する韓国広報映像を制作したりもしている。

しかし、海外活動に重点を置くことで、国内ファンのための配慮が不足しているという批判が消えないのは、複雑だ。国内にも広範囲にファンを所有する彼らだが、国内で開かれるファンミーティングはほとんどが観光商品と関連した外国のファンのためのものであるため、国内ファンは参加しがたいのが現実だという。


国内では作品やCM以外で彼らに会う機会がほぼないのに対し、日本や東南アジアでは何回も大型ファンミーティングが開かれている。

昨年12月には、日本でイ・ビョンホン、ソン・スンホンウォンビンチャン・ドンゴンが共演するファンミーティングが行われた。韓国で一度に見るのも困難なスーパースターたちは、日本のファンのために東京へ出向き、計7万人もの観客の歓声の中、盛大なイベントを演出した。

トップ歌手たちも国内より外国での活動に重点を置くケースが増えている。名実ともにアジアのスターとなったBoAは、国内活動の期間よりも日本で活動する期間の方が長い。<東方神起>も日本進出以降は国内活動よりも日本活動に力を注いだ。

彼らが海外でリリースしたスペシャルアルバムや写真集を国内ファンたちが購買代行を通して購入するケースも今や当然だ。彼らのファンカフェにはスターの海外活動を支援しながらも、残念さを隠し切れない書き込みも多い。


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