ハングル授業を受けるチアチア族の児童ら(資料写真)=(聯合ニュース)
ハングル授業を受けるチアチア族の児童ら(資料写真)=(聯合ニュース)
【インドネシア・バウバウ26日聯合ニュース】インドネシア政府がバウバウ市(ブトン島)に暮らす少数民族のハングル導入を先ごろ正式に承認した。
 同市のタミム市長は聯合ニュースとのインタビューで、ハングルをチアチア語の表記文字に使用することを政府が最終的に認めたと明らかにした。政府はチアチア族のハングル使用を政策的に支援する方針で、現在は書類手続きを残すのみだと伝えた。
 チアチア族は昨年7月21日、現地の小学校でハングルの授業を開始した。インドネシア政府はこれまで、他国による「文化侵略」を懸念する一部世論と少数言語の保護を訴える世論との間で、チアチア族のハングル導入に承認も反対もしないというあいまいな態度を取ってきた。
 現地のハングル教師が現在2人にすぎず、8万人余りのチアチア族に教えるにはまったく足りないことから、バウバウ市は来月から教師30人余りを対象に、ハングル教師育成プログラムを実施する。また、ハングルが言語学的に当該民族の言語表記に適していると判断されれば、ほかの少数民族の小学校や高校にもハングル教育を拡大する方針だ。



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