【ソウル16日聯合ニュース】関税庁が16日に発表した7月の輸出入動向確定値によると、先月の輸出は前年同月比28.3%増加の409億5000万ドル(約3兆5139億円)、輸入は28.0%増加の354億4000万ドルで、55億1000万ドルの黒字を計上した。貿易収支は6か月連続の黒字。
 先月の輸出は、前月(419億ドル)と2008年7月(410億ドル)に続く、過去3番目の規模。貿易黒字も、前年6月(65億2000万ドル)、前月(64億3000万ドル)に続く過去3番目の規模を記録した。
 品目別輸出は、半導体がモバイル市場の急成長に伴うメモリー半導体需要の拡大で輸出単価が上昇し、月間ベース過去最大の46億7000万ドルを達成した。船舶、自動車も前年同月比でそれぞれ36.5%と53.0%という高い増加率を示した。
 輸出先別では、中国向けが月間ベースで初めて100億ドルを突破した。ただ、前年同月比増加率は29.2%にとどまり、上半期に比べると増勢はやや鈍化している。輸出全体に占める対中輸出の割合も、上半期(25.1%)をやや下回る24.6%と集計された。
 米国向けは前年同月より39.5%多い45億9000万ドルで、月間ベースで過去最大を記録した。年初から2けたの大幅増加率を維持している。欧州連合(EU)向けは前年同月比45.0%の急増となり、南欧発財政危機による輸出鈍化から、完全に脱したことがうかがえる。
 一方、輸入は景気回復を機に、乗用車が143.9%の大幅増加を記録した。小麦、大豆、トウモロコシ、飼料など穀物輸入も、国際価格の上昇に伴い52.4%増加した。

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