慶尚南道・巨済の大宇造船海洋玉浦造船所で同日午前、海軍関係者ら100人余りが出席するなか、引渡式が行われた。2006年に建造契約が結ばれ、4年2か月の工程を経て完成し、これまで国防技術品質院や海軍、業界関係者など約150人からなる試運転評価チームが、戦闘システムなどのテストを実施してきた。
「栗谷李珥」は、「世宗大王」に続く2隻目のイージス駆逐艦。最大速度は30ノットで、120基以上の艦対艦・艦対空ミサイルや長距離対潜水艦魚雷などを積載する。300人余りの乗組員が乗船できる。最先端のイージスシステムを搭載し、1000余りの標的を同時に探知・追跡し、20の標的を同時に攻撃することができる。また、広域対空防御、地上作戦支援、航空機、誘導弾・弾道弾の自動追跡などさまざまな技術を有する。今後、韓国海軍機動部隊の中核戦力としての役割を遂行することになる。
大宇造船海洋は、船体をはじめ垂直発射台、ミサイル、魚雷、電子戦装備など多数の兵器を韓国の技術で製造しており、「自主国防の実現」という面でも大きな意味があると評価した。
「栗谷李珥」という名称は、海軍兵らの意見をまとめ決定した。壬辰倭乱(文禄の役)の前に「10万養兵説」を唱え、有備無患(備えあれば憂いなし)の教訓を伝えた李珥(イ・イ)の名を取った。
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