【ソウル24日聯合ニュース】国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官とゲーツ米国防長官は24日、電話で会談し、北朝鮮による仁川・延坪島への砲撃は「事前に緻密(ちみつ)に計画し、準備した意図的挑発」だとの認識で一致した。国防部が伝えた。両長官は会談で、状況を点検し対策を協議した。
 自衛のための措置を取った韓国側の立場を説明した金長官に対し、ゲーツ長官は「米国の支持を約束し、今後も緊密な協議を通じ可能な限り支援を惜しまない」と述べた。
 両長官は、現在の韓米連合防衛態勢をさらに固めつつ、北朝鮮のさらなる挑発を抑制し、事態拡大を防止するためすべての努力を傾けていくことで一致した。
 一方、韓国軍当局は同日、白リョン島や延坪島など黄海5島に最高度の警戒態勢を発令し、北朝鮮の挑発に備え万全の態勢を維持していると明らかにした。
 軍は前日、北朝鮮の砲撃直後に黄海5島に対北朝鮮局地挑発の最高警戒態勢を発令し、合同参謀本部と韓米連合軍司令部は対北朝鮮情報監視態勢「ウォッチコン(ウォッチ・コンディション)」を3段階から2段階に格上げしたと伝えられた。
 白リョン島と延坪島に近い朝鮮人民軍の海岸砲基地からのさらなる挑発はなかったが、韓国軍は追加的な挑発が予想されると判断し、警戒態勢を強化した。朝鮮人民軍の動向を監視するため、白リョン島と延坪島一円で無人航空機や偵察機などを増強する計画だという。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0