【ソウル24日聯合ニュース】北朝鮮による仁川・延坪島への砲撃を受け、日本の菅直人首相は24日、北朝鮮はこれ以上の挑発を速やかに中断すべきで、これに向け国際社会が協力することが重要だと述べた。特に韓日と米国が緊密に協力すべきだとの考えを示した。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領と同日正午から30分間行った電話会談で述べたもの。青瓦台(大統領府)の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官が伝えた。

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 韓日首脳は、対北朝鮮制裁の強化と、中国が北朝鮮に武力挑発を自制するよう伝えることが必要だとの考えで一致した。特に菅首相は、北朝鮮に大きな影響力を持つ中国が断固とした態度を示すべきだとし、日本もそのように中国に働きかけていくと述べた。

 また菅首相は、先の魚雷攻撃による韓国哨戒艦沈没に続き、北朝鮮が許し難い挑発を行ったことで、日本政府も強い立場を表明したと述べた。哨戒艦沈没事件、ウラン濃縮計画発表に続く今回の砲撃は、挑発行為だと結論付けたと伝えた。

 李大統領は、日本政府が北朝鮮の挑発を即時に糾弾し、韓国を支持する立場を示したことに、感謝の意を伝えた。今回の北朝鮮の挑発は過去とは異なり一般住民に対する無差別砲撃で、ウラン濃縮計画発表後ということからも、計算された行為だったとみていると指摘した。

 このほか両首脳は、対北朝鮮問題に関連し、韓日米3カ国間の実務級共助を強化していくことでも一致した。

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