梵魚寺や消防当局によると、火災は同日午後9時50分ごろ、境内の天王門で発生。火は出動した消防車約30台、消防士約70人により3時間ほどで消し止められたが、建築物はほぼ全焼した。
消防当局は、天王門が宝物に指定されている一柱門と不二門の間に位置している上、近くに僧侶の宿所があり、火が広がる恐れがあったことから、寺との協議を踏まえ、掘削機で天王門を完全に壊した。寺側が天王門の天王像4体を境内の聖宝博物館に保管し、天王門には複製品を飾っていたことから、重要文化財の焼失は免れた。
監視カメラには、一人の男が何かを天王門に投げ入れた後、火の手が上がる様子が映っており、警察は放火による火災とみて捜査を進めている。
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