作業のようす(益山市庁提供)=30日、益山(聯合ニュース)
作業のようす(益山市庁提供)=30日、益山(聯合ニュース)
【益山30日聯合ニュース】全羅北道益山市の種鶏場で鳥インフルエンザ感染の疑いがあり、この種鶏場で飼育している鶏1万7000羽と付近の農場を合わせ10万7000羽の鶏の殺処分が決まった。道と市が30日に明らかにした。
 この種鶏場は、韓国最大手の鶏肉メーカー、ハリムの委託農場。益山市は、数日前にこの種鶏場から別の農場に数千羽の鶏が移されていたため、予防のため両方の農場ですべての鶏を処分することにしたと説明した。これら農場とハリムの鶏肉加工工場は600~700メートルほどの距離に位置する。
 これに先立ち農林水産食品部と全羅北道は同日未明、前日午後に種鶏場の鶏500羽余りが死んでいるのが見つかったほか、鶏の飼料摂取量も減少するなど鳥インフルエンザ感染が疑いがあると届けられたことを受け、15羽の簡易抗原検査を行ったところ6羽に陽性反応が出たと説明した。
 国立獣医科学検疫院は、鶏の試料を採取し検査を進めており、結果は30日午後に出る見通しだ。

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