趙重衍(チョ・ジュンヨン)会長は15日、日本サッカー協会の小倉純二会長に手紙を送り、震災への哀悼の言葉を伝え、「毅然と克服してほしい」と激励した。日本人が勇気を失わず、聡明に危機を乗り越えることを信じていると述べた。
25日午後にソウル・ワールドカップスタジアムで行われる韓国とホンジュラスの国際親善試合では、両国選手が東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげる時間を持つことにした。収益金の一部を支援金として日本サッカー協会に伝達する計画で、まだ金額は確定していないが、入場収益の20~25%にあたる3億ウォン(約2154万円)ほどと予想される。試合を中継するKBS(韓国放送公社)とともに募金活動を行うことも検討している。
協会のメディア担当官は、「日本は韓国とサッカーで熱く戦ってきた永遠のライバルだが、互いに競うことでアジアサッカーの発展をリードしてきた隣国でもある。家族を失った日本と深い悲しみを分け合うため、被災者を支援したい」とコメントした。
一方、英プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドで活躍する朴智星(パク・チソン)選手は15日、朴智星財団を通じ、日本国民への哀悼と激励の言葉を発表した。どう言葉にすればよいかわからないほど、あまりに衝撃的で悲しいことだと述べ、かつて日本プロリーグ、Jリーグの京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)でプレーしていただけに、より驚きと悲しみは大きいと伝えた。
「私たちは人間なので、自然の前には無力でしかないが、人間だからこそ互いに助け合い、頼りとすることで、力をもらうことができると思う。これ以上の災害がなく、すべての被害が1日も早く復旧することを祈っています」と述べ、「日本国民の皆さん、頑張ってください!」と締めくくっている。
また、韓国内で日本を支援しようという雰囲気が広がっていることに、韓国プロリーグ、Kリーグの江原FCでプレーする大橋正博選手が感謝のコメントを伝えた。13日の試合前には黙とうの時間が設けられ、「チームメートとファンが悲しみに見舞われた日本人を思いここまでしてくれるとはまったく予想していなかった。情の本当の意味を感じ、胸が熱くなった」と語った。
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