放射能検査について説明を受ける李大統領=6日、清原(聯合ニュース)
放射能検査について説明を受ける李大統領=6日、清原(聯合ニュース)
【ソウル6日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は6日、輸入食品の安全検査について、基準値以下でも高い数値で放射能が検出されれば国民は不安を感じると述べ、精密に調査し検査結果を迅速かつ正確に知らせることが望ましいとの考えを示した。
 忠清北道・五松の食品医薬品安全庁を訪問し述べたもの。青瓦台(大統領府)の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官が伝えた。
 李大統領は、日本の放射能問題が懸念されるなか、通常以上の業務に臨んでもらいたいと指示した。地理的に日本に近い韓国は、欧米のように遠く離れた国よりも国民が感じる不安は大きいと強調。国民の食品安全への期待水準は極めて高く、輸入食品の安全検査を、より徹底して行う必要があると指摘した。
 盧然弘(ノ・ヨンホン)安全庁長は、基準値以下でも高い数値が出た場合は、国民の不安を考慮し、適切な措置を取る必要があるとの考えを示し、どのような基準で問題を解決していくか検討していると述べた。

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