【ソウル18日聯合ニュース】新型の核・生物・化学(NBC)偵察車の開発が民間主導で進められる。
 防衛事業庁は18日、国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官が主宰する防衛事業推進委員会で、新型NBC偵察車の研究開発主管機関を、現在の国防科学研究所(ADD)から民間に変更する事業推進基本戦略修正案が議決されたと明らかにした。
 政府は総事業費7000億ウォン余りを投じ、2015年ごろ既存のNBC偵察車に代替する新型偵察車300台余りを量産する方針だ。
 新型NBC偵察車は、北朝鮮軍の化学・生物兵器による攻撃に備え、遠距離化学警報機や化学・生物兵器兼用の自動探知機、生物毒素分析識別機、放射能探知・測定器などを搭載。監視・警報機能、化学・生物作用剤の探知・分類・識別機能を補強する。
 現在の化学・生物兵器偵察体系は化学と生物学の二元化運営で、1996年に戦力化された。装備の寿命を控えており、代替偵察車が必要な状態だ。
 防衛事業推進委員会はまた、最新の長距離空対地誘導弾(JASSM級)を海外から購入する計画を進めることを決めた。戦闘機F15Kに装着される長距離空対地誘導弾は、射距離が370キロメートルを超え、長距離でも北朝鮮の核施設などを打撃することが可能だ。
 このほか、次期護衛艦(FFX)に搭載し敵の沿岸と地上標的を攻撃する戦術艦対地誘導弾をADDの主管で研究開発する。

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