聯合ニュースTVの朴ジョン讃(パク・ジョンチャン)社長とアルジャジーラ・ネットワークのワダ・カンファール社長はこの日、カタールの首都ドーハにあるアルジャジーラ本社で映像交流協約書に署名し、相互協力を強化することで合意した。
両社の協約に基づき、報道プログラムおよび短信ニュースを無料で交換し、相手側の映像を基に制作したニュースをテレビチャンネル、ウェブサイト、モバイルを通じ、配信する。
アラブ圏の代表的な報道チャンネルのアルジャジーラと映像交流協約を締結したのは韓国メディアで聯合ニュースTVが初めて。
中東・北アフリカ地域で圧倒的な取材力を有しているアルジャジーラとの映像交流で、聯合ニュースTVは中東関連ニュースをより深く伝えられる見通しだ。アルジャジーラは年内にソウルに支局を開局する予定で、朝鮮半島関連ニュースの主要なソースを確保したことに意味があるとしている。
朴社長は「イスラム圏を代表するアルジャジーラと初の海外放送パートナの協約を結んだのは聯合ニュースTVが世界を目指す報道チャンネルである象徴的な意味を持つ。今回の協約締結で韓国の視聴者が中東圏ニュースにより接しやすくなる」と述べた。
アルジャジーラは世界60カ国・地域に400人の特派員を派遣するなど計3000人の社員を有しており、アラブ圏はもちろん、欧米を含め100カ国・地域の2億2000万世帯を視聴可能エリアとしている。
カンファール社長は「協約締結で、両社の競争力がより強化されることを期待している。アルジャジーラが専門性と独立性で世界の主要ニュースチャンネルに成長したように、新たに出発する聯合ニュースTVもアジアを代表する報道チャンネルに跳躍することを願う」と述べた。
聯合ニュースTVは韓国最大規模の550人余りに達する取材人員と全世界46カ国・地域に62人の海外特派員を派遣している聯合ニュースと連携。グローバルマルチメディアのニュースコンテンツ制作能力を高め、アジアを代表するニュースハブ、ひいてはグローバルニュースチャンネルとしての躍進を目指している。
聯合ニュースの子会社、「聯合ニュースTV」は3月に創立株主総会と取締役会を開き、代表取締役に聯合ニュースの朴ジョン讃社長を選任した。
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