【ソウル聯合ニュース】韓国の関税庁が16日に発表した7月の輸出入動向(確定値)によると、輸出額は506億ドル(約3兆8886億円)、輸入額は443億ドルとなり、63億ドルの黒字となった。輸出は前月比5.8%増、前年同月比25.2%増となり、単月では過去最高を更新した。
 石油製品(前年同期比90.1%増)、鉄鋼(同67.0%増)、化学工業製品(同42.4%増)など主力品目の輸出が好調を維持した。
 地域別では対中輸出が前年同月比20.9%増の119億ドルで、過去最高となった。対日輸出は前年同月比37.9%増の34億ドルだった。
 輸入は前年同月比25.0%増の443億ドルとなった。原油(前年同期比67.6%増)、ガス(同45.7%増)などの原材料や豚肉(同314.6%増)、乗用車(同77.6%増)などの消費財輸入が増えたのが影響した。地域別では中東や中南米、カナダ、欧州連合(EU)からの輸入増加が目立つ。
 貿易収支は2010年2月以降、黒字を維持している。
 対日貿易収支は24億ドルの赤字となった。EUとの貿易収支は1億9000万ドルの赤字となり、月間貿易統計を取り始めた2000年以降、初めて赤字を記録した。
 1~7月の輸出額は3243億ドル、輸入額は3023億ドルとなり、前年同期比でそれぞれ23.9%、26.4%増えた。貿易収支は220億ドルの黒字で、前年同期比で5億ドル減少した。

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