【ソウル聯合ニュース】統計庁が8日に発表した「2010年死亡原因統計結果」によると、昨年の韓国の総死亡者数は前年比3.5%増の25万5403人で、統計を取り始めて以降、過去最高となった。
 肺がんと大腸がんの死亡率が増加し、胃がんや食道がんは減少する一方、過去10年間で自殺による死亡率は130%以上急増した。心臓疾患、肺炎の死亡率は増加し、脳血管疾患、交通事故、肝疾患などは減少した。
 男性の死亡者は3.4%増の14万2360人、女性は3.5%増の11万3043人だった。男女ともに50代と70代以上で死亡者数が増加したが、それ以外の年齢層では減少した。
 年齢別の死亡率(10万人当たりの死亡者数)は、ほとんどの年齢層で減少したが、0歳の死亡率は前年比5.9%増の19.3人だった。
 昨年に比べ死亡率が最も増加した死因は肺炎で17.0%増だった。心臓疾患と肺がんがそれぞれ4.3%増え、糖尿病も5.6%増加した。
 韓国人の三大死因はがん、脳血管疾患、心臓疾患で、総死亡者数の半数に近い47.8%だった。死因トップ5の1位はがんで、脳血管疾患、心臓疾患、自殺、糖尿病と続く。2007年以降、順位に変動はない。
 年齢別の死因トップは、1~9歳が交通事故、10~30代は自殺、40歳以上はがんだった。

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